この間のK-01分解に続き、今度はレンズの方を分解してみました。
このブログの題名、畑の話題でなくてすみません。今回でとりあえず〆ます。
このレンズは、以前から販売しているリミテッドレンズと光学系が共通らしいですが、見た目を含めかなり構造が違います。
最初に気になったのはこれ。レンズのマウント部に変な形の部品が付いています。
通信ピンの間に変な部品が挿入されています。
どうやらレンズマウントの素材が変更になったようです。多分アルミです。
以前の金属製マウントは、マウント部が導通するメッキであった為、 マウントに接地すれば電気的な導通が得られたが、今度は別な部品を必要としたようです。
無垢のアルミなので柔らかく傷が付きやすい。単なるプラスチックより耐久性はあるかもしれません。キャノンのEF50mmF1.8よりこの部分はこだわっていますが、アルミの削り出しだし、製造工程で傷を付けたりと歩留まりは比較して良くなさそうですね。
ピントリングとマウント基部の間に平らな面があり、その面に塗布されたグリスでピントリングの適度なトルク感をだしているようです。AF駆動は、カプラーからギア、そして金属のプレートに連結されています。金属プレートがヘリコイドを回し、レンズ群を前後に動かす。
さあ、壊さないうちに元に戻すとしましょう。
2012年3月29日木曜日
2012年3月27日火曜日
PENTAX K-01を分解してみる
一通りいじってみたら、中身も観たくなるのが人の性。
という事で、外装をばらしてみました。
ちょっと前に、デジカメウォッチの対談記事中、分解されたカメラの画像がありました。これを参考にさせていただきます。
尚、大抵のカメラにはストロボが内蔵されており、バッテリーを抜いても内部の電気部品に蓄電されています。目に見えないようなショートでもカメラが破損して動かなくなることがあります。又は感電する危険もあります。他の方には一切勧めませんし、真似して何かあっても、私は何の責任も取りません。
先ず、大抵のカメラは下側のカバーが単独で外れます。
側面や上側のカバーは、いろいろな所にねじが隠れていたり、他の部品と一緒にねじが締められていたりと、気をつけなければいけないことが多いため、下側のカバーを外して慎重に観察します。
次に簡単に外せそうなストラップ取付金具を外してみました。
金属の鋳造品のようです。こんな部品にもお金がかかっているようです。なんか、世間で言われているミラー無くしただけのコストダウンモデルではない予感。
お次はトップカバーを外してみます。
一眼レフカメラで、ピント板やペンタプリズムが入るスペースはそっくり開いています。ミラーレスだから当たり前ですけど。その代わりに、ストロボのユニットがこの隙間に収まるようですね。
次はフロントカバー。
絞りを動かすモーターが見えました。
グリップの前面に見えるのは 何だろう? 同じような部品が縦横に並んでいる。
バックカバーもばらしてみます。
おおっ! センサーのユニットとPRIME Mを発見!!
こう見ると、以前にOPTIO Sをばらした時のカメラ構成を思い出します。バッテリーと電気基盤のグリップ側に、3倍ズームのレンズユニットとその上にファインダーが乗っかっていました。
こうして中身をみると、ボディーがでかいのはKマウント用のレンズを使うためと、大容量バッテリーの影響というのが解ります。それに、レンズマウントと撮像素子の間の箱型部分はプラスチックですが上下に厚みのある金属板が入っていて、結構頑丈そうですよね。撮像素子の周りも金属の板ではさまれているから、必要な部分はきっちりと丈夫な構造になっているみたい。
そして驚いたのがこれ。
カメラを上から観て、シルバーの色した部品は皆金属でした!
ストロボのカバー。金属の鋳物部品を表面加工したものです。なので、当然感電しないように内側にはプラスチックの部品が挟まれています。普通、安いカメラはプラスチックで金属と同じ色に合わせた塗装ですよ。
ダイヤルなんかも金属部品です。この微妙な操作感覚の違いは、比べてみないと判りません。見た目だけならプラスチックでも同じように出来ます。
モードダイヤルも金属だし、ストロボが収納される頭の部分も金属部品だ!
これかなりお金かかるだろうに・・・・・
こうしてみると、ミラーを取り払っただけの安売りカメラというのは大間違いですね。むしろ売り出し価格でズームレンズ付き5万円台というのはかなり頑張っている感じがします。
今時は通信販売を使って購入する人が多いだろうから、パソコンのモニターでおもちゃみたいと言われるのはかわいそう。実際に操作した時の感覚は、安売りカメラのダイヤルやレバーと明らかに違うし。
ちょっとPENTAXさん。値段的にローエンド機にいい物使い過ぎ!
という事で、外装をばらしてみました。
ちょっと前に、デジカメウォッチの対談記事中、分解されたカメラの画像がありました。これを参考にさせていただきます。
尚、大抵のカメラにはストロボが内蔵されており、バッテリーを抜いても内部の電気部品に蓄電されています。目に見えないようなショートでもカメラが破損して動かなくなることがあります。又は感電する危険もあります。他の方には一切勧めませんし、真似して何かあっても、私は何の責任も取りません。
先ず、大抵のカメラは下側のカバーが単独で外れます。
側面や上側のカバーは、いろいろな所にねじが隠れていたり、他の部品と一緒にねじが締められていたりと、気をつけなければいけないことが多いため、下側のカバーを外して慎重に観察します。
次に簡単に外せそうなストラップ取付金具を外してみました。
金属の鋳造品のようです。こんな部品にもお金がかかっているようです。なんか、世間で言われているミラー無くしただけのコストダウンモデルではない予感。
お次はトップカバーを外してみます。
一眼レフカメラで、ピント板やペンタプリズムが入るスペースはそっくり開いています。ミラーレスだから当たり前ですけど。その代わりに、ストロボのユニットがこの隙間に収まるようですね。
次はフロントカバー。
絞りを動かすモーターが見えました。
グリップの前面に見えるのは 何だろう? 同じような部品が縦横に並んでいる。
バックカバーもばらしてみます。
おおっ! センサーのユニットとPRIME Mを発見!!
こう見ると、以前にOPTIO Sをばらした時のカメラ構成を思い出します。バッテリーと電気基盤のグリップ側に、3倍ズームのレンズユニットとその上にファインダーが乗っかっていました。
こうして中身をみると、ボディーがでかいのはKマウント用のレンズを使うためと、大容量バッテリーの影響というのが解ります。それに、レンズマウントと撮像素子の間の箱型部分はプラスチックですが上下に厚みのある金属板が入っていて、結構頑丈そうですよね。撮像素子の周りも金属の板ではさまれているから、必要な部分はきっちりと丈夫な構造になっているみたい。
そして驚いたのがこれ。
カメラを上から観て、シルバーの色した部品は皆金属でした!
ストロボのカバー。金属の鋳物部品を表面加工したものです。なので、当然感電しないように内側にはプラスチックの部品が挟まれています。普通、安いカメラはプラスチックで金属と同じ色に合わせた塗装ですよ。
ダイヤルなんかも金属部品です。この微妙な操作感覚の違いは、比べてみないと判りません。見た目だけならプラスチックでも同じように出来ます。
モードダイヤルも金属だし、ストロボが収納される頭の部分も金属部品だ!
これかなりお金かかるだろうに・・・・・
こうしてみると、ミラーを取り払っただけの安売りカメラというのは大間違いですね。むしろ売り出し価格でズームレンズ付き5万円台というのはかなり頑張っている感じがします。
今時は通信販売を使って購入する人が多いだろうから、パソコンのモニターでおもちゃみたいと言われるのはかわいそう。実際に操作した時の感覚は、安売りカメラのダイヤルやレバーと明らかに違うし。
ちょっとPENTAXさん。値段的にローエンド機にいい物使い過ぎ!
2012年3月26日月曜日
PENTAX K-01のAFについて思う事
週末にK-01を持って、撮影をしてきました。
といっても、撮影が主ではなくイベントのお手伝いです。
小美玉市民の日、第一回C級グルメ選手権大会。
忙しい合間の記録用スナップです。
作品としての評価はともかく、さすが一眼画質! APSサイズセンサーでは最強クラスと評価されるだけはあります。画面中の暗い部分も修正すれば結構使える画像に出来ます。そこら辺がコンパクトデジカメとの差が顕著に表れる部分かもしれません。
このようなスナップ撮影では、今までの一眼レフに搭載されている位相差AFとの差は感じこそすれど、不満点にはなりません。必要十分な性能であります。
通常、一眼レフカメラに搭載されている位相差AFは、AF専用のセンサーで被写体の距離を測ります。被写体がある程度検出範囲に入ってくると、そのずれ量を知ることが出来ます。それに対して撮像素子コントラストAFでは、撮像素子の画像データを分析し、像のぼやけ方からピント位置を判断するものです。コントラストの一番くっきりした位置を発見してからでないと、それがピント位置だと判断できない。
例えるなら、近づいてくる車を正面から見据えて、横を通り過ぎる瞬間を判断するのが位相差AF。後ろ向きで近づいてくる車をその音などで、通り過ぎる瞬間を判断するのがコントラストAF。通り過ぎてみないと、自分の感が当たっているか良く解らない。
ちなみに、後ろ向きでもミラーを使って車が近づいてくるのを見ればいいじゃんという方式がニコンの撮像素子位相差AFかな。
これだけ聞くと、位相差AFが断然いいじゃないかと思ってしまいますが、位相差AFにも注意しなくてはいけないポイントがあります。
一眼レフの位相差AFは、専用のAF測距ユニットが搭載されています。しかし、実際にはこのユニットと撮像素子でずれが生じます。AF測距ユニットの調整ずれ、交換レンズの個々の収差の影響、温湿度による測距ユニットの収差変動、AF測距ユニットや一眼レフカメラ組み立て時からの部品寸法変化などなど。それらを補正するために、一眼レフデジカメにはカメラのピント微調整やレンズ収差データの登録機能があります。実際に映像が記録される撮像素子で測距する撮像素子コントラストAFの場合には、これらのずれは発生しないでしょう。
ただし、10万円以下の一眼レフデジカメのレンズキットでは、レンズの開放F値と実際の撮影時に大抵の場合開放F値では撮影されないこともあり、目立ちにくいです。
という事で、AFのピント合わせ速度が重要という人は位相差AF搭載の一眼レフデジカメがいいかもしれませんが、それ以外の人は撮像素子コントラストAFでも必要十分じゃないのかなと思います。
といっても、撮影が主ではなくイベントのお手伝いです。
小美玉市民の日、第一回C級グルメ選手権大会。
忙しい合間の記録用スナップです。
作品としての評価はともかく、さすが一眼画質! APSサイズセンサーでは最強クラスと評価されるだけはあります。画面中の暗い部分も修正すれば結構使える画像に出来ます。そこら辺がコンパクトデジカメとの差が顕著に表れる部分かもしれません。
このようなスナップ撮影では、今までの一眼レフに搭載されている位相差AFとの差は感じこそすれど、不満点にはなりません。必要十分な性能であります。
通常、一眼レフカメラに搭載されている位相差AFは、AF専用のセンサーで被写体の距離を測ります。被写体がある程度検出範囲に入ってくると、そのずれ量を知ることが出来ます。それに対して撮像素子コントラストAFでは、撮像素子の画像データを分析し、像のぼやけ方からピント位置を判断するものです。コントラストの一番くっきりした位置を発見してからでないと、それがピント位置だと判断できない。
例えるなら、近づいてくる車を正面から見据えて、横を通り過ぎる瞬間を判断するのが位相差AF。後ろ向きで近づいてくる車をその音などで、通り過ぎる瞬間を判断するのがコントラストAF。通り過ぎてみないと、自分の感が当たっているか良く解らない。
ちなみに、後ろ向きでもミラーを使って車が近づいてくるのを見ればいいじゃんという方式がニコンの撮像素子位相差AFかな。
これだけ聞くと、位相差AFが断然いいじゃないかと思ってしまいますが、位相差AFにも注意しなくてはいけないポイントがあります。
一眼レフの位相差AFは、専用のAF測距ユニットが搭載されています。しかし、実際にはこのユニットと撮像素子でずれが生じます。AF測距ユニットの調整ずれ、交換レンズの個々の収差の影響、温湿度による測距ユニットの収差変動、AF測距ユニットや一眼レフカメラ組み立て時からの部品寸法変化などなど。それらを補正するために、一眼レフデジカメにはカメラのピント微調整やレンズ収差データの登録機能があります。実際に映像が記録される撮像素子で測距する撮像素子コントラストAFの場合には、これらのずれは発生しないでしょう。
ただし、10万円以下の一眼レフデジカメのレンズキットでは、レンズの開放F値と実際の撮影時に大抵の場合開放F値では撮影されないこともあり、目立ちにくいです。
という事で、AFのピント合わせ速度が重要という人は位相差AF搭載の一眼レフデジカメがいいかもしれませんが、それ以外の人は撮像素子コントラストAFでも必要十分じゃないのかなと思います。
2012年3月23日金曜日
PENTAX K-01 ファインダーについて思うこと
このK-01はファインダーが無い。
今までのPENTAX製一眼レフカメラには皆有ったファインダーがです。
だからK-01は「レフ」がつかないデジタル一眼カメラと呼ばれている。しかし、カメラに使用する交換レンズは、一眼レフカメラ用のKマウント規格を採用している。
これが、K-01に対する賛否両論の理由の一つとなっています。
なので、ファインダーが必要か? 又は必要ないのか? を私なりに考えてみました。
元々のファインダーの役割は、撮影時に写す被写体を決定するためにあります。
一眼レフのみならず、カメラには何かしらのファインダーが備わっています。
あれ? 一番初めにK-01にはファインダーが無いって書きましたよね!
確かに書きました。カメラにはファインダーがあるって書いておきながら、このK-01には無いって書いてる。
デジタルカメラは、被写体が写る撮像素子という部品から、画像を常時LCDへ表示するライブビューと呼ばれる機能があります。(携帯電話のカメラ機能で、画面に撮影画像が表示されるのと同じ。) それを使うと、同じようにファインダーの撮影時に写す被写体を決定する事が可能。同じような事が出来るのだけど、このLCDモニターをファインダーというのを聞いたことが無い。多分ですけど、今から10年くらい前のデジカメやビデオカメラにはLCDモニターと窓を覗き込むタイプのファインダーが両方ついている事が多かったですから、それらを区別する意味で呼び名を別にしたのではないだろうか?
PENTAXのK-01は、LCDモニターを一眼レフカメラのファインダー代用としています。
話を戻します。
被写体を決定するファインダーですが、デジタルカメラがまだ無く、フィルムに被写体を写すフィルムカメラの時代には、大きく2種類あった。
一つがこれ、採用例としてバルナックライカについているもの。50年以上前のカメラです。
真ん中の丸い穴の上に、丸と四角の窓が並んでいます。その真ん中の四角の窓がファインダーです。真ん中の丸い穴に撮影用のレンズを取付けて写真を撮るのですが、撮影用のレンズとファインダーが別々の為に、被写体との距離や撮影レンズとの画角(写す範囲)のズレが出てしまいます。ただ、上の画像のカメラが販売され始めてからフィルムカメラが衰退するまで半世紀以上の歴史の中で、さまざまなからくりにより改善が試みられている。
もう一つが一眼レフと呼ばれるもの。
撮影用レンズの後ろ側にミラーを取付け、フィルムに写る画像を確認できるように工夫した構造です。先のファインダーと比べ、途中にミラーを入れて写るはずの画像を見ているから、ズレが容易に改善可能。
下の画像はPENTAX K-5です。撮影用レンズは付いていないカメラだけの状態です。一眼レフカメラの基本構成はフィルムカメラでもデジタルカメラでも変わらない。
レンズから入ってきた光が、ミラーで上側に反射されている。
その光はプリズムで折り曲げられて、接眼レンズを通り、人間の目へと届きます。
これで、撮影時に写す被写体を決定します。
また、一眼レフカメラのファインダーにはもう一つの重要な機能があります。ピント確認です。
ピント確認する為の装置としてファインダーを見ていくと。
ミラーで上側に反射された光は、プリズムの下側にあるピント板という部品を通ります。このピント板はガラスの表面をヤスリで擦ったような擦りガラス状になっている、いわば小さなプリズムを表面に持った透明な板です。人間の目は高性能なカメラなので、この小さなプリズムが無いとレンズから入ってきた光以外のカメラ内部など様々なものが見えてしまう。そして肝心の写る被写体が見えない。 フィルム面又は撮像素子と同じ位置に調整されたこの小さなプリズム面を人間が見るようにしているんです。
そしてピント板に写った画像は、この状態では左右逆に見えてしまいますので、ピント板の上にあるプリズムで左右逆転するように光を折り返します。そして、それを接眼レンズ越しに覗きます。
そして、話をフィルムカメラ時代のファインダー基本構造からデジタルカメラ時代にもっていくと。
先に書いた被写体を決定する。画像の構図を決める。この事は、K-01のライブビュー表示が
マイナスポイントということは無い。なぜなら写る画像をそのまま表示しているから。気になるのは、覗きこむファインダーに比べてカメラの後ろ側にあるLCDに表示する為に、晴天の野外などで表示が見えづらい事がある。これは携帯電話の画面でも同じだから、それを許容範囲と思う人は問題ないはず。
次のピント確認に関しては、一長一短です。
ライブビューは何度も言うように写る画像が表示されているから、その表示でピントが合っていれば写る画像もピントが合うはずなので間違いが無い。しかしちょっとピントの合っているところが見えづらいかなという感じもあります。このカメラには、フォーカスピーキングというピント合わせを助ける機能もありますが、使うとその分画像輪郭が強調されるから違和感がある。
一眼レフのファインダーは、ピント板の調整後差によって実際の画像のピントとの差が表れる事があるし、プリズムの加工精度と接眼レンズの質によってピントのばらつきが大きくなりやすい。中級機と呼ばれるカメラより安い価格のカメラはコストダウンのため、プリズムや接眼レンズの素材がガラスからプラスチックに置き換わっていて、歪みが発生しやすいから余計にひどい。ライブビューより見やすく感じるが、実際にずれる事が発生しやすいです。昔実験した時には、人によりピントの中心値のズレが実際のピントと最大0.1mm以上ずれました。その上0.1mmずれた所からピントのばらつき幅が0.2mm程度あった・・・・ カメラでピントを合わせなれていると結果が良くなるという事も無い。ライブビューよりピントが見やすいけど、お金かけて精度良く作っていないとライブビューよりピント合わせが優れていると言えない。
結論として、ピントが見やすいのがいい人はファインダー。ただし、たくさんの部品で構成されているのでその分価格上昇に反映される。ピントの見やすさを妥協できる人はライブビュー。
私は妥協できるので、K-01を買っちゃいました。
たくさんカメラ持っていて、変った物も好きだからじゃないですよ。少なくとも、私が普段使いに困る事は無い。
あと賛否両論のAFも、購入に関してよく考え判断する必要がありますね。
次の投稿ではその辺の意見を書いてみようかな。
今までのPENTAX製一眼レフカメラには皆有ったファインダーがです。
だからK-01は「レフ」がつかないデジタル一眼カメラと呼ばれている。しかし、カメラに使用する交換レンズは、一眼レフカメラ用のKマウント規格を採用している。
これが、K-01に対する賛否両論の理由の一つとなっています。
なので、ファインダーが必要か? 又は必要ないのか? を私なりに考えてみました。
元々のファインダーの役割は、撮影時に写す被写体を決定するためにあります。
一眼レフのみならず、カメラには何かしらのファインダーが備わっています。
あれ? 一番初めにK-01にはファインダーが無いって書きましたよね!
確かに書きました。カメラにはファインダーがあるって書いておきながら、このK-01には無いって書いてる。
デジタルカメラは、被写体が写る撮像素子という部品から、画像を常時LCDへ表示するライブビューと呼ばれる機能があります。(携帯電話のカメラ機能で、画面に撮影画像が表示されるのと同じ。) それを使うと、同じようにファインダーの撮影時に写す被写体を決定する事が可能。同じような事が出来るのだけど、このLCDモニターをファインダーというのを聞いたことが無い。多分ですけど、今から10年くらい前のデジカメやビデオカメラにはLCDモニターと窓を覗き込むタイプのファインダーが両方ついている事が多かったですから、それらを区別する意味で呼び名を別にしたのではないだろうか?
PENTAXのK-01は、LCDモニターを一眼レフカメラのファインダー代用としています。
話を戻します。
被写体を決定するファインダーですが、デジタルカメラがまだ無く、フィルムに被写体を写すフィルムカメラの時代には、大きく2種類あった。
一つがこれ、採用例としてバルナックライカについているもの。50年以上前のカメラです。
真ん中の丸い穴の上に、丸と四角の窓が並んでいます。その真ん中の四角の窓がファインダーです。真ん中の丸い穴に撮影用のレンズを取付けて写真を撮るのですが、撮影用のレンズとファインダーが別々の為に、被写体との距離や撮影レンズとの画角(写す範囲)のズレが出てしまいます。ただ、上の画像のカメラが販売され始めてからフィルムカメラが衰退するまで半世紀以上の歴史の中で、さまざまなからくりにより改善が試みられている。
もう一つが一眼レフと呼ばれるもの。
撮影用レンズの後ろ側にミラーを取付け、フィルムに写る画像を確認できるように工夫した構造です。先のファインダーと比べ、途中にミラーを入れて写るはずの画像を見ているから、ズレが容易に改善可能。
下の画像はPENTAX K-5です。撮影用レンズは付いていないカメラだけの状態です。一眼レフカメラの基本構成はフィルムカメラでもデジタルカメラでも変わらない。
レンズから入ってきた光が、ミラーで上側に反射されている。
その光はプリズムで折り曲げられて、接眼レンズを通り、人間の目へと届きます。
これで、撮影時に写す被写体を決定します。
また、一眼レフカメラのファインダーにはもう一つの重要な機能があります。ピント確認です。
ピント確認する為の装置としてファインダーを見ていくと。
ミラーで上側に反射された光は、プリズムの下側にあるピント板という部品を通ります。このピント板はガラスの表面をヤスリで擦ったような擦りガラス状になっている、いわば小さなプリズムを表面に持った透明な板です。人間の目は高性能なカメラなので、この小さなプリズムが無いとレンズから入ってきた光以外のカメラ内部など様々なものが見えてしまう。そして肝心の写る被写体が見えない。 フィルム面又は撮像素子と同じ位置に調整されたこの小さなプリズム面を人間が見るようにしているんです。
そしてピント板に写った画像は、この状態では左右逆に見えてしまいますので、ピント板の上にあるプリズムで左右逆転するように光を折り返します。そして、それを接眼レンズ越しに覗きます。
そして、話をフィルムカメラ時代のファインダー基本構造からデジタルカメラ時代にもっていくと。
先に書いた被写体を決定する。画像の構図を決める。この事は、K-01のライブビュー表示が
マイナスポイントということは無い。なぜなら写る画像をそのまま表示しているから。気になるのは、覗きこむファインダーに比べてカメラの後ろ側にあるLCDに表示する為に、晴天の野外などで表示が見えづらい事がある。これは携帯電話の画面でも同じだから、それを許容範囲と思う人は問題ないはず。
次のピント確認に関しては、一長一短です。
ライブビューは何度も言うように写る画像が表示されているから、その表示でピントが合っていれば写る画像もピントが合うはずなので間違いが無い。しかしちょっとピントの合っているところが見えづらいかなという感じもあります。このカメラには、フォーカスピーキングというピント合わせを助ける機能もありますが、使うとその分画像輪郭が強調されるから違和感がある。
一眼レフのファインダーは、ピント板の調整後差によって実際の画像のピントとの差が表れる事があるし、プリズムの加工精度と接眼レンズの質によってピントのばらつきが大きくなりやすい。中級機と呼ばれるカメラより安い価格のカメラはコストダウンのため、プリズムや接眼レンズの素材がガラスからプラスチックに置き換わっていて、歪みが発生しやすいから余計にひどい。ライブビューより見やすく感じるが、実際にずれる事が発生しやすいです。昔実験した時には、人によりピントの中心値のズレが実際のピントと最大0.1mm以上ずれました。その上0.1mmずれた所からピントのばらつき幅が0.2mm程度あった・・・・ カメラでピントを合わせなれていると結果が良くなるという事も無い。ライブビューよりピントが見やすいけど、お金かけて精度良く作っていないとライブビューよりピント合わせが優れていると言えない。
結論として、ピントが見やすいのがいい人はファインダー。ただし、たくさんの部品で構成されているのでその分価格上昇に反映される。ピントの見やすさを妥協できる人はライブビュー。
私は妥協できるので、K-01を買っちゃいました。
たくさんカメラ持っていて、変った物も好きだからじゃないですよ。少なくとも、私が普段使いに困る事は無い。
あと賛否両論のAFも、購入に関してよく考え判断する必要がありますね。
次の投稿ではその辺の意見を書いてみようかな。
2012年3月20日火曜日
PENTAX K-01使ってみた感想
K-01を1日使ってみました。
先ずは初めて使った印象を。
発売前に、このカメラは
ミラーレスなのにでかい
デジタル一眼レフカメラからミラーを無くしただけのコストダウンモデル
などと、かなりネガティブな意見が多く聞かれた。
フィルムカメラと比較するのはおかしいかもしれないが、同じような大きさでファインダーを搭載しようと思えば出来ない事は無いと思う。それに現在販売されているSONYやPANASONIC、OLYMPUSとでは、ミラーがあった場所がそのまま空間として残っている分、大きい。
Kマウントの規格を使用する前提では、結果的にファインダーを無くさなくてはデザインの自由度が非常に少ないとか、制約が大きいといったことは感じられない。
さらに言うと、インダストリアルデザイナーのマークニューソンさんは、ファインダー有りの一眼レフのデザインを依頼すれば、その条件で行うだろうと思うし、他社のようにEVF(エレクトリックビューファインダー)という方法も採用することもできるだろう。
じゃあ、PENTAXは貧乏だから、他社のように新しい商品展開をするだけの力が無く、今まで使ってきたKマウントのレンズを利用し、機能を削減した安売りデジカメを作ったのだろうか?
多分、SONYやPANASONICと比較すると、資金力は弱いのじゃないかな。それに、ファインダーを無くしたりして安く作っているのも間違いないだろう。
それだけ聞くと、かなりマイナスのイメージにとられる。
しかし、そんなことはちょっとインターネットで調べれば詳しくない人でも知ることはできる。なぜそうしたのか?
そこはやはりメーカーのカメラ会社としての信念があるのだろう。
携帯電話メーカーや家電メーカーにカメラの本質である撮影画像の品質で下回るような製品作りはしない。そのうえで、出来るだけたくさんの人に他では味わえない撮影画像品質を体験してもらいたいから、極限まで機能を削ぎ落としましたということだろう。
他では味わえない撮影画像品質とは、PENTAXでK-5というカメラがあり、それがコンパクトデジカメとどのような写りの違いがあるかインターネットで画像検索をしてみればわかると思う。
優等生ではない。欠点はいくつもある。だけど何故か気になり手にしてしまうのは、手抜きや妥協ではなく、そこに努力が見えてしまうからかな?
追記
欠点とは書きましたが、それはその人の使い方や価値観でそう思う場合とそうでない場合があるでしょう。
例えば、握り寿司セットを注文すると必ずかっぱ巻きとかんぴょう巻きが入っている。それいらないからその分安くしてほしいと思う人と、 気にならない人。 例えが悪いかな?
次の投稿では、そのかっぱ巻きとかんぴょう巻きの部分に触れたいと思います。
続く・・・
先ずは初めて使った印象を。
発売前に、このカメラは
ミラーレスなのにでかい
デジタル一眼レフカメラからミラーを無くしただけのコストダウンモデル
などと、かなりネガティブな意見が多く聞かれた。
K-01を購入して、手にとって使ってみると確かにそれらの意見は間違いではないと思う。
例えば、大きさを見てみるとK-01とCANONのAPSカメラEOS IXEはほぼ同じような大きさだ。K-01はミラーレスデジタル一眼カメラ。EOS IXEはAPSフィルム用一眼レフカメラ。センサーサイズとフィルムはほぼ同じ大きさで、EOS IXEはファインダー付きです。フィルムカメラと比較するのはおかしいかもしれないが、同じような大きさでファインダーを搭載しようと思えば出来ない事は無いと思う。それに現在販売されているSONYやPANASONIC、OLYMPUSとでは、ミラーがあった場所がそのまま空間として残っている分、大きい。
Kマウントの規格を使用する前提では、結果的にファインダーを無くさなくてはデザインの自由度が非常に少ないとか、制約が大きいといったことは感じられない。
さらに言うと、インダストリアルデザイナーのマークニューソンさんは、ファインダー有りの一眼レフのデザインを依頼すれば、その条件で行うだろうと思うし、他社のようにEVF(エレクトリックビューファインダー)という方法も採用することもできるだろう。
じゃあ、PENTAXは貧乏だから、他社のように新しい商品展開をするだけの力が無く、今まで使ってきたKマウントのレンズを利用し、機能を削減した安売りデジカメを作ったのだろうか?
多分、SONYやPANASONICと比較すると、資金力は弱いのじゃないかな。それに、ファインダーを無くしたりして安く作っているのも間違いないだろう。
それだけ聞くと、かなりマイナスのイメージにとられる。
しかし、そんなことはちょっとインターネットで調べれば詳しくない人でも知ることはできる。なぜそうしたのか?
そこはやはりメーカーのカメラ会社としての信念があるのだろう。
携帯電話メーカーや家電メーカーにカメラの本質である撮影画像の品質で下回るような製品作りはしない。そのうえで、出来るだけたくさんの人に他では味わえない撮影画像品質を体験してもらいたいから、極限まで機能を削ぎ落としましたということだろう。
他では味わえない撮影画像品質とは、PENTAXでK-5というカメラがあり、それがコンパクトデジカメとどのような写りの違いがあるかインターネットで画像検索をしてみればわかると思う。
優等生ではない。欠点はいくつもある。だけど何故か気になり手にしてしまうのは、手抜きや妥協ではなく、そこに努力が見えてしまうからかな?
追記
欠点とは書きましたが、それはその人の使い方や価値観でそう思う場合とそうでない場合があるでしょう。
例えば、握り寿司セットを注文すると必ずかっぱ巻きとかんぴょう巻きが入っている。それいらないからその分安くしてほしいと思う人と、 気にならない人。 例えが悪いかな?
次の投稿では、そのかっぱ巻きとかんぴょう巻きの部分に触れたいと思います。
続く・・・
2012年3月19日月曜日
PENTAX K-01初起動
昨日パッケージを開けたK-01。
付属のバッテリーを一晩充電し、本日起動します!
その前に、昨年電気用品安全法が改正され、充電器と充電池が変わっていますので、参考に画像を掲載します。
左が以前(K-7付属品)のもの。右がK-01のものです。端子が一つ増えています。
当然充電池の方にも一つ増えています。
よく見ると、もともと古いほうの充電池にも端子を追加するスペースがある。
ということは、設計上は国の法令に合わせて複数の仕様をもともと選択可能であったということであろうか? バッテリーの+と-の他にTという充電中の電池温度監視用と思われる端子があり、今回過充電監視用ではないかと思われるDが追加されている。
バッテリーの定格が7.2Vということは、2つのバッテリーセルを内部に持っている。 従来の+と‐間電圧の他にセルの個体差をもモニターしながら精密な充電電圧コントロールをするのだろうか? 気になるけど、解体すると元に戻せないので分解は行いません。
ちなみに、古いタイプの充電池は新しいほうの充電器で充電できます。
フックの形状で逆は出来ないようになっています。(右側が新しいタイプの充電池)
さあ、バッテリーをカメラに入れて電源オン!
LCDにK-01のロゴが! コンパクトデジカメのように起動画面が表示されました。
コンパクトデジカメの場合は、電源スイッチを入れてから、レンズが動いてスタンバイ状態になる時間が必要だから入れる場合が多い。しかし、このカメラの場合は演出のようです。
必要無い人は、この画面を表示しないように設定が可能です。
そのほか気になって設定を調べましたが、PENTAXのコンパクトデジカメの機能にはある「指定した画像を起動画面に設定する」事は出来ないようです。
そのほか、今晩いろいろいじってみます。
その模様は小出しにアップしていきますのでよろしくです~♪
付属のバッテリーを一晩充電し、本日起動します!
その前に、昨年電気用品安全法が改正され、充電器と充電池が変わっていますので、参考に画像を掲載します。
左が以前(K-7付属品)のもの。右がK-01のものです。端子が一つ増えています。
当然充電池の方にも一つ増えています。
よく見ると、もともと古いほうの充電池にも端子を追加するスペースがある。
ということは、設計上は国の法令に合わせて複数の仕様をもともと選択可能であったということであろうか? バッテリーの+と-の他にTという充電中の電池温度監視用と思われる端子があり、今回過充電監視用ではないかと思われるDが追加されている。
バッテリーの定格が7.2Vということは、2つのバッテリーセルを内部に持っている。 従来の+と‐間電圧の他にセルの個体差をもモニターしながら精密な充電電圧コントロールをするのだろうか? 気になるけど、解体すると元に戻せないので分解は行いません。
ちなみに、古いタイプの充電池は新しいほうの充電器で充電できます。
フックの形状で逆は出来ないようになっています。(右側が新しいタイプの充電池)
さあ、バッテリーをカメラに入れて電源オン!
LCDにK-01のロゴが! コンパクトデジカメのように起動画面が表示されました。
コンパクトデジカメの場合は、電源スイッチを入れてから、レンズが動いてスタンバイ状態になる時間が必要だから入れる場合が多い。しかし、このカメラの場合は演出のようです。
必要無い人は、この画面を表示しないように設定が可能です。
そのほか気になって設定を調べましたが、PENTAXのコンパクトデジカメの機能にはある「指定した画像を起動画面に設定する」事は出来ないようです。
そのほか、今晩いろいろいじってみます。
その模様は小出しにアップしていきますのでよろしくです~♪
2012年3月18日日曜日
PENTAX K-01到着 あんど 開封の儀式
本日、PENTAXの新型カメラK-01が到着しました!
箱も今までと違う雰囲気。カメラのロゴがちりばめられています。
違う面をみると、中に入っている物の説明がずらりと書かれています。
貼り紙がしてあるのは、バッテリーの型番を古いのと間違えちゃったのかな?
面白いのは、カメラは 「レンズ交換式一眼カメラ」と書かれていて、レンズは「デジタル一眼レフ専用」となっていること。カメラの方にはレンズからの光をファインダーへ反射して導くミラーが無いので、レフは無し。しかし、レンズの方には一眼レフ専用となっている。多分レンズの設計上は、レフレックス機構分のフランジバックを考慮するのが前提条件の為、このK-01にも使えるデジタル一眼レフだけの為のレンズではないが、規格上そのように書くのかもしれない。
またまた別の面、おっ! このロゴ知らなかった。
PENTAX A RICOH COMPANY
こういう表記になるんだ。PENTAXはリコーの提供でお送りいたします。みたい。
さあ! 箱を開けます!!
まず、別売アクセサリーの案内が出てきて、その下に保証書と書類、ソフトウェアCDがあり、それを取り出した下側にカメラとレンズが入っています。
箱の下側に見えるスペースからUSBコードとストラップ、充電機用電源ケーブルを取り出す。
ストラップは、これもマークニューソンさんデザインらしい。
こう見ると、黒字に刺繍をしていたものに比較し、リボンの模様を変えて編んでいるタイプだから、作る手間的にはコストダウンになっているのかも。真偽のほどは判りませんが。
でも、USBコードはいらないなあ。誰もが必ず必要になるものではない。
ようやくカメラを取り出す。
黄色のゴムのモデルを買いました。
ミラーレスのデジカメなのだけど、ロゴが旧字体なのでどこか懐かしさを感じます。
1990年のバブル以来、カメラデザインではCADというコンピューター上での部品デザインがメインとなり、デザイナーも積極的にERGONOMICデザインを使い、手書きではとても表現できない曲線ばかりになった。そのようなカメラばかりの中で、このカメラを見るととても新鮮。デザイナーは、製図板でこのカメラのデザインをしたのではないかと思われるような、そのような感じがカメラからしてくる。
手に取ってみると、今時のミラーレスカメラの小型ボディーと比較し、やはりごつい。カメラ店で展示してあると、他社モデルと比較し、大きさが際立つかも知れない。
ただ、なんとなくエレガントであるしかわいい。大型故かボタンやダイヤルの間隔が大きく、シンプルに見える操作系。カメラボディ上面のM&Mチョコレートのような赤と緑のボタン。
とりあえず今日は眺めるだけ。
バッテリーを充電して、明日から操作をしてみます。
なお、私は買ったカメラは分解したくなる性分なので、一通り操作した後、多分ばらしているのではないかと思います。
次回へ続く。
箱も今までと違う雰囲気。カメラのロゴがちりばめられています。
違う面をみると、中に入っている物の説明がずらりと書かれています。
貼り紙がしてあるのは、バッテリーの型番を古いのと間違えちゃったのかな?
面白いのは、カメラは 「レンズ交換式一眼カメラ」と書かれていて、レンズは「デジタル一眼レフ専用」となっていること。カメラの方にはレンズからの光をファインダーへ反射して導くミラーが無いので、レフは無し。しかし、レンズの方には一眼レフ専用となっている。多分レンズの設計上は、レフレックス機構分のフランジバックを考慮するのが前提条件の為、このK-01にも使えるデジタル一眼レフだけの為のレンズではないが、規格上そのように書くのかもしれない。
またまた別の面、おっ! このロゴ知らなかった。
PENTAX A RICOH COMPANY
こういう表記になるんだ。PENTAXはリコーの提供でお送りいたします。みたい。
さあ! 箱を開けます!!
まず、別売アクセサリーの案内が出てきて、その下に保証書と書類、ソフトウェアCDがあり、それを取り出した下側にカメラとレンズが入っています。
箱の下側に見えるスペースからUSBコードとストラップ、充電機用電源ケーブルを取り出す。
ストラップは、これもマークニューソンさんデザインらしい。
こう見ると、黒字に刺繍をしていたものに比較し、リボンの模様を変えて編んでいるタイプだから、作る手間的にはコストダウンになっているのかも。真偽のほどは判りませんが。
でも、USBコードはいらないなあ。誰もが必ず必要になるものではない。
ようやくカメラを取り出す。
黄色のゴムのモデルを買いました。
ミラーレスのデジカメなのだけど、ロゴが旧字体なのでどこか懐かしさを感じます。
1990年のバブル以来、カメラデザインではCADというコンピューター上での部品デザインがメインとなり、デザイナーも積極的にERGONOMICデザインを使い、手書きではとても表現できない曲線ばかりになった。そのようなカメラばかりの中で、このカメラを見るととても新鮮。デザイナーは、製図板でこのカメラのデザインをしたのではないかと思われるような、そのような感じがカメラからしてくる。
手に取ってみると、今時のミラーレスカメラの小型ボディーと比較し、やはりごつい。カメラ店で展示してあると、他社モデルと比較し、大きさが際立つかも知れない。
ただ、なんとなくエレガントであるしかわいい。大型故かボタンやダイヤルの間隔が大きく、シンプルに見える操作系。カメラボディ上面のM&Mチョコレートのような赤と緑のボタン。
とりあえず今日は眺めるだけ。
バッテリーを充電して、明日から操作をしてみます。
なお、私は買ったカメラは分解したくなる性分なので、一通り操作した後、多分ばらしているのではないかと思います。
次回へ続く。
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